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医師のバイト先として人気なのは「外来」「健診」「日当直」で、63.4%は「満足」と回答

医療従事者専門の情報サイト「日経メディカルオンライン」が会員の医師を対象にアンケートを実施(有効回答数1,021人)したところ、58.7%の医師が「アルバイトをしている」と回答しています。この数字はバイトが認められていないことが多い国公立病院で勤務する医師も加えた数字です。大学病院の勤務医に限定すると、94.8%がバイトをしており、医師の日常にバイトが深く溶け込んでいることがわかります。

業務内容のグラフ

バイトを行う医師のうち、88.1%は日中の勤務を、47.5%が当直などの夜間の勤務をしています。月のバイト時間の平均は15時間、一方、月100時間を超えるという回答も5.2%あることから、フリーター医師の数も少なくないことが伺えます。

医師のアルバイト先の業務内容として最も多いのは、「外来業務」で全体の約半数を占めています。以下、医師バイトの"登竜門"とも言える、春・秋の「健診」、「日当直」、「手術・処置」と続いています。その他では、内視鏡などの検査やX線、CTの読影、麻酔などがあります。

バイト先の医療機関で従事する診療内容が「自分の専門と関連する」と回答した人は約7割となっています。バイト先の業務が「手術・処置」と回答した医師は、その割合が高くなるのは勿論ですが、「外来業務」についても84%が「自分の専門」と回答しています。一方、「日当直」では「自分の専門と関連する」と回答した医師は49%にとどまっています。

満足度のグラフ

バイト先の満足度調査では、医師の63%が「満足している」と回答しており、その理由として最も多いのは「忙しすぎない」となっています。常勤先で多忙な毎日を送っている医師にとって、「せめてバイトくらいはゆっくりしたい」というのは自然な意見なのでしょう。満足の理由として、次に多いのが「バイト先の医療機関のスタッフの雰囲気が良い」となっており、以下「時給が高い」、「診療方針が自分に合っている」、「自分の興味のある症例が多い」などとなっています。

逆に「満足していない」という回答した医師にその理由を訊いたところ、「時給が低い」が最も多くなりました。特に専門性の有無が時給に反映されていない場合、医師の満足度は下がる傾向にあるようです。

日中の業務の平均時給

日中勤務の時給として最も多いのは5,000円〜10,000円で全体の約半数を占めています、一方で時給が25,000円を超えている医師も3.6%いました。時給が高い傾向にあるのは、画像診断や内視鏡検査、透析管理、手術の指導、産業医など、高い専門性や資格が求められる業務です。

バイト先選びで重要視する点は「忙しすぎない」「時給が高い」「自宅から近い」

バイト先を探す方法として最も一般的なのは、医局や知人からの紹介です。また、近年では、医師専門の人材紹介会社を利用する医師も増えています。臨床研修制度の必修化以降は、若手のバイト先探しを医局から人材紹介会社に依頼することも珍しくはなくなりました。

若手は非常勤で技術向上を!

医師がアルバイト先を選ぶ基準(医局からの指示など、選択権がないものを除く)として特に重視されるのは、「忙しすぎない」「時給が高い」「自宅から近い」の3つですが、そのような"おいしいバイト先"は当然、競争率が高くなっています

競争を勝ち抜くポイントは、インターネットで求人サイトをこまめにチェックしたり、人材紹介会社に登録する(リスクヘッジの意味で複数社登録する医師もいます)ことも大切ですが、まずは条件を選ばずに一度働いてみることです。

例え条件がベストと言えなくても、常勤先と同じように、時間厳守、ドタキャン無し、患者やスタッフとのコミュニケーションをキチンと行うなどの姿勢で仕事をこなしていれば、バイト先の医療機関からの信頼は自然と高まります。そうなると、好条件のバイトがあれば優先的に声をかけてもらえるだけでなく、お偉方(事務長など)からほかの病院を紹介してもらえるようになります。

実際にフリーランスで働いている医師には、こうした方法で好条件のバイト先を複数紹介しもらい、バイトだけで年収が2.000万円を超えている方がいます。

臨床研修が必修化されて10年以上が経った現在、医師の流動性は高まり、医療機関の医師採用ルートが広がった結果、医局への依存度は下がりつつあります。医療機関の観点から見てみると、バイト医師はあくまでも常勤医の補足にすぎず、コスト面で見ると非常に割高です。今後、医師の流動性が更に高まれば、時給は下がることも十分考えられます

現在でも、臨床力がない医師は、人材紹介会社から紹介できるバイト案件が限定されてきていることもあり、バイト重視で技術研鑽を怠れば、今後のキャリアプランに狂いが出ることも予想されます。

高齢者の増加、入院期間の短縮化などの影響で今後ニーズが増えると予想されるのが、「在宅医療」の分野です。周りの医師に先駆けて、今のうちに経験しておくと、将来のバイト先の範囲の拡大、またキャリアアップにもつながるはずです。

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